九州大学は、1949年に旧制九州大学等を包括して設置された国立大学である。1867年に設立された賛生館を起源とする九州帝国大学を直接の母体としている。2003年に九州芸術工科大学を吸収、2004年に国立大学法人による設置へと移行した。
九州大学では1970年代、大学院への要請が多様化してきたことに対応するため、「学際大学院」構想を進め、総合理工学研究院を設置する。
1991年、キャンパスの統合移転計画が決定すると、1998年に「改革の大綱案」を定め、優秀な研究者の養成と研究レベルの向上を目的とする大学院重点化を行い、2000年に学府・研究院制度を導入した。その制度は研究機関としての大学院組織を「研究院」、教育機関としての大学院組織を「学府」に分離するもので、必要に応じて簡易に組織改編ができるようになり、研究院には教員が、学府には大学院生が、学部には学部生が所属し、教員が学府や学部に出向する形で教育を行う。なお、基本的に研究院長が学府長・学部長を兼務する。2006年3月現在、この制度が全学的に導入されているのは九州大学だけであるが、部分的にはいくつかの大学で導入されている。 |